オルガニートの曲を作ってみた。
シート(カード)式手回しオルガニートは、
穴を開けて作曲が出来るので、
自分の曲や多くの曲が楽しめる。
映像の前半と後半は違う曲を聞こえるけど、
実は同じシートです。
ただ紙を裏返して、音を上下置き換えて、鏡像のように。
それはクラッシックの「反行形(Inversion)」という作曲技法です。
半音がないオルガニートは、紙を反面にすると、
B→B
A→C
G→D
F→E
E→F
D→G
C→A
音の順列はこういう風になります。
ルートの音はCからAになったので
短調になりました。
映像の曲↓
「反行形」は16世紀のフーガが代表でよく知られているけど、
有名なパガニーニの主題による狂詩曲の第18変奏のメロディーも反行形で、
全く別物に聞こえる。あれ?どこから変奏?って知らない人が多い。
オルガニートの曲を書くにはいくつルールがある。
1、シンプルタイプなオルガニート(20弁)は調号がないので、C長調とA短調(Natural minor scale)或いは一部教会旋法(Gregorian mode)など無調号で書くのが基本。
2、同じ音を狭い間隔で続けて使うと、音が出てにくくなるので、同じ音が続く場合は、間隔を開けたほうが理想。ゆっくりハンドルを回す曲なら大丈夫かも。
3、和音を表現するとき、分散コードやアルペッジョのように少しずれた方が綺麗に聞こえる。
初心者でもできるので、是非試してみてくださいね。
もちろんこちらもオルガニートの作曲編曲の依頼をお受けしますよ。笑
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